事故により異世界に飛ばされた主人公・コウスケこと西野幸助。
飛ばされた先で、彼は勇者となり、ソコデイ、アーコ、ココラという大切な仲間と一緒に魔王を討伐しようと試みます。
しかし魔王はすでに亡骸となっており、その上に座るのは白ローブの青年・将星ラン。
ランが空間を開いて去ろうとした瞬間、コウスケは彼の腕を掴み、その拍子に二人は別世界へ吸い込まれてしまいます。
辿り着いた先はロボット、恐竜、魔法少女が混在する驚異の光景が。
ここは多世界で、ラン移動する力を有していたんです!
ランにはユリという相棒がいて、普段は可愛らしいぬいぐるみの姿をしていますが本来の姿は人間の少女。「天才発明家」を自称し、ランが使うバイクやブレスレットなどの装備を作っています。
このユリがとにかくいいキャラ。一番好きです!
ユリのぬいぐるみグッズ化希望!!
一方、魔王城に残されたココラは消えたコウスケを捜索中、赤く輝く結晶を発見していました。
コウスケはランから結晶の真実を知らされます。それは各世界に一つだけ存在する、世界の心臓とも言える希少鉱石。その世界そのものを操作できる圧倒的な力を持ちます。ランはそれを集めていました。
普段はぬいぐるみの姿をしている相棒ユリですが、実は彼女の故郷は赤服の襲撃を受け、その結晶を座標も設定せずに別世界へ飛ばされてしまいました。今やどこにあるのか誰にも分かりません。
ランは他人であるユリのために、無数の世界を渡り歩いて彼女の故郷の結晶を探し続けているのです。
ココラが拾った赤い結晶は幸助とランを繋ぐ鍵となり、仲間たちとの再会、壮大な多世界での戦いへと発展していきます。
チート勇者と風来坊、そして失われた故郷を探す旅人たちが織りなす予測不能の大冒険。
異世界ものですが多元宇宙のような少しSF風味なのも斬新。
ユリとランの絆、そして元は平凡だったコウスケがどう絡んでいくのか、今後が楽しみです!
※1−14までを踏まえた内容となります。
不思議な兎に誘われ、数多ある世界を知り、なんらかの答えを求めて旅に出る。
……と、厳密には違うと思いますがそれを承知で、あえて冒頭のように表現して読むべき方々に届けたい、センスさえ合えば刺さる要素満載の、多重世界を股にかけた流転譚です。
目まぐるしく移ろう状況と息をもつかせぬ展開の連続で、きっと退屈せずに読み進められる事と思います。
主人公の二人はそれぞれが普遍的で馴染みやすいアイデンティティを宿しており、この点でも引っかかりのない読書体験となり得るのではないでしょうか。
今後とも応援しております。