とりあえずレビュー見ないで本文読んで
- ★★★ Excellent!!!
正直、壁の向こうが実は自分だったというネタは手垢がついてるんですが(失礼!)、このお話は最初ホラーとして始めるところがベタベタの内容をベタつかなくしてて上手いです。まあホラーを求めてきた人は優良誤認だと怒り出しそうですけど。
ホラーを入口にしているために母親の大好きな曲が流れてきた時も「母親の幽霊か?」とミスリードさせる効果もあって、実は自分自身だとはわかる人にしかわからない、といういい匙加減で展開していきます。なので一人暮らししてから答えがわかる時も、まあ薄々予想がついていたとしても白けない。またいい感じに騙してほしいです。