「壁の向こうからの音」……その彼方にいたのは、誰より近しい、意外な人。

その存在に気づいたときは、怖ろしく。
こわごわと、それに近づいてゆき。
いつの間にか、親しい存在へと変わってゆき。
そうして時を経たときに「ああ……こういうことだったのか」と、理解できる。

それを果たせたこの人は、きっと幸福な人なのでしょう。

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