時間が進む理由を問い直す、静かなSF

時間とは何か、そして人はそれをどう受け止めるのか。
とても静かな語り口で、重たい問いを投げかけてくる作品です。

SF的な設定は独創的ですが、前面に出すぎず、物語の軸はあくまで人の感情にあります。
妹を想う視点が一貫していて、読み進めるほどに「時間」というテーマが個人的な痛みに結びついていくのが印象的でした。

派手な展開を期待する人よりも、読後にじわっと考えさせられるSFが好きな方におすすめです。

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