くだらねえ理由。でも、なぜか笑えなかった。
- ★★★ Excellent!!!
幼く微笑ましい恋の始まり~、あらまぁなんて初心でかわいらしいのやら……なんて思ってたらいきなりの態度急変。
な、なんじゃあこの支離滅裂ガール……!
そんな彼女から、割と自業自得で無茶苦茶な経緯が語られつつも、その胸中を熱弁されてしまいます。
まぁ、何とかしたくなるというのが人情というものですよね。
ところがどっこい、ひび割れたゲームのディスクは修理に耐えられるかどうかという危うい状態。
はてさて無事に修理できるのか……。
言ってしまえば「ただゲームソフトを直すだけ」なのですが、そのソフトには彼女の思いが詰まっており、いわば彼女の心そのものでもあるわけです。
ただソフトの修理を試みればよいわけではなく、彼女の心を治し、前に進むための原動力を産む必要もあるわけです。
となれば、同意書にサインをもらって「壊れちゃってもしょうがないよね」は問屋が卸さんのです。
亡き父の呪いにも似た「おまえを信じてない。店を任せられる器じゃない」の言葉に立ち向かうかのように、男の「修理」が、今始まります。
果たして、ゲームの修理の結末やいかに。
その結末は、是非ともご自身の目でお確かめください。