進み続ける君と、止まったまんまの僕と。
- ★★★ Excellent!!!
主人公アリケは、魔法使い。
魔法補助の道具や修理を一手に引き受けるベテランの魔法使いだ。
そんな彼が、なぜか自室に監禁されているところから物語ははじまる。
部屋には見知らぬ、ガラの悪い大男。察するにこの男に監禁されたのだろうと判る。
しかし、目的はなんだろう?
強盗? それならばなぜ、監禁部屋ではなく、自室に縛り付けるんだろう?
この大男の目的がわからないが、アリケには切実な問題があった。
この家に……アリケと暮らしているケサカートという少年がいるはずなのである。
まだ小さい、孤児の少年で、魔法ですらろくに使えない。
そんな子が、この大男と鉢合わせたら……?
愛する家族と、いつか会えなくなる日が来るとして。
その日がいつきても後悔のないように、日々を紡いでいかないといけない。
そしてそんな別れが、いつになるかなど誰にもわからないのだ。
例えばそれはこんな……
大男に囚われた 今朝かと……
ご一読を!!