食前の祈りは済んだ。次はお前だ

暗い森の中を、男は何かから逃げています。


男を追うのは大量の『声』
男がどれだけ逃げてもその声を振り切ることはできません。


今でこそ飽食の時代と呼ばれ、
例えば三が日でも、清掃会社はやってないのに飲食店はやっており、食うに困ることはあまりありません。
しかし、食に関して切実だった時代は確かにあったのです。

生まれてくる赤子に、食わせてやれる糧がない。
ならどうするか……?
苦悶の末に人間が選んだのは、子供を神様に『変える』ことにございました。

聞きなれぬ言葉 「ほふりでん」
しかし一度聞いたら、頭から離れそうにありません。


ご一読を。