その者、蒼き衣を纏いし、大地に降り立つ

「風の谷のナウシカ」で、婆さまが、見えぬ目でありながら、少女が"立ち上がって"伝説と同化したシーンを述べたのが、この言葉だったと記憶している。

この作品「手紙」の副題「起立」とは、まさに蒼き衣を纏いし少女が初めて自分の強い意志で前に進もうと立ち上がる作品である。

少女の心の中には、強大な巨神兵がいる。おのが自信を隙あらば焼き払おうとする敵は強靭である。

この起立からの前進の一歩を踏み出していけるのか!?今後が注目である。

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