概要
主人公の愛美は近所の古書店の東雲というお兄さんに、憧れともいえよう不思議な感情を抱いていた、そんな彼は夏休みに入り東雲さんとの距離が急接近…。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「草津の湯でも治せぬ病」と言われて、本人だけが気づいていない
雨上がりの古書店で、高校生の愛美くんが近所のお兄さん・東雲さんとだらだら喋っている。一話でやっていることはほとんどそれだけなんですが、この居心地がすごくいいんです。
まず東雲さんが最高です。博識で静かで絵になる人……のはずなのに、自分の出した絵本を「小説家の犬と脚本家の猫の対立を描いた話」「後半四十ページの銃撃戦が感動もの」と胸を張って紹介してくる。「藪からスティック棒に」なんて言い出す。憧れの人のはずなのに残念さがどんどん漏れてきて、愛美くんの心の中のツッコミと一緒に笑ってしまいました。
そのうえで、いちばん好きなのがここです。自分でも名前のつけられない感情を抱えた愛美くんが、中…続きを読む