人気アパレルブランドで活躍するパタンナーのすみれは、婚約者の健一との結婚式を目前に控えていたものの浮気が発覚。
彼女はパタンナーとしての職業的感覚で、人生そのものに決断を下して会社を退職し、婚約を破棄し、人間関係を整理したうえで、片道航空券を手に新たな場所へ旅立つーー。
この序盤からグイグイと引き込まれました。
人生を一度リセットしたくなる感覚と、視野が世界へ向くところに共感を抱きました。
行動力のある彼女はとにかく魅力的で、本当にカッコイイ大人の女性という印象です。
その後アジアへ旅立つ彼女は、現地で様々な体験をするのですが、その中でもふと健一のことを思い出す心情はリアリティがあり、身近な物語として読むことができました。
今はマレーシア編を拝読している最中ですが、現地の熱気が届いてくる描写や料理の情景は、読んでいるだけでワクワクします。
傷を持つひとりの女性のたしかな生き様がここにあります。
ぜひ一緒にワールドワイドな旅をお楽しみください。