カクヨムシェアワールド「神格鑑定局」という世界観設定が存在し、そこから物語を紡ぎ出す……まず設定を理解して、そこから想像を広げて書く、思った以上に難易度が高いチャレンジだと思います。
しかしこちらの作品は、その高い難易度を消化して――しかも面白い物語を生み出している! その見事さに拍手喝采したいです!
ツッコミ冴え渡る女性主人公・香帆さんは勇ましく、派手なアクションシーンもこなす凛々しい魅力。
セクハラ好きな天乃さんは物語にコミカルなアクセントをつけつつ、驚きを齎してくれるトリックスター。
「そこにある世界観」に独自の魅力的なキャラクターを表現できる、この強み……最後まで楽しく読ませて頂きました。
あとやっぱり雷切、いいですよね名刀・神刀の類……刀の逸話など浪漫が好きで、終わらぬ中二病魂を更にくすぐられました。
異能バトルの派手な爽快感に、驚きの展開もしっかり織り込まれた作品……是非ともご一読をおすすめ致します!
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《神無瀬市の『雷切』を探せ》
局長の草野からこの密命を受けた主人公の双葉香帆。
しかも『卍級特務指令』のお墨付きで只事ではない。
『雷切』は呪物なのか、擬似神格現象なのか、団体人物なのか、一切の手掛りがない不確かなもの。
そのミッションを現地コーディネーター?の天乃響と見つけ出すのが大筋の流れとなります。
この世界では科学では証明できない神や悪魔、妖怪、超能力といったいわゆる『異能』の存在が知られており、その未知なる領域を解き明かしていく存在が『神格鑑定士』と言われています。
詳細な設定の紹介は省きますが、雰囲気だけでも十分楽しめる内容となっていますのでご安心を。
双葉香帆は神格鑑定局で深夜まで働く不憫な子。
地味で大食だけど舌鋒鋭い口調の彼女は国内でも数十人しか存在しない二級神格鑑定士として認められている凄腕の持ち主。
人間と異能存在の共存する特殊行政都市である神無瀬市へと赴く香帆と天乃。ここで香帆が非合法組織で異能武闘派グループに囲まれてしまいます。
異能バトルを縦横無尽に繰り広げられるスリリングな展開がまさに見どころ。
彼女の躍動する臨場感がワイルドだ。最近の地味な女の子はワイルドすぎるぜ。
これにはめくるページが止まりません。
そしてやはり今回もキャラの濃さが冴え渡っています。
ファンキーな金髪野生キモデブ中年男こと日本屈指の神格呪物コレクターの逸見さん。
セクハラで変態なのに大事なところはちゃんとキメてくる現地コーディネーター?の天乃響。
主要キャラのギャップも凄まじく、私はまんまと作者様のミスリードに騙されました。
軽妙な掛け合いでディスりと尊敬の眼差しとが目まぐるしい言葉の応酬とともにツッコミどころも満載で本当に面白いです。
思わず綻ぶコメディと爆発的なシリアスとが見事に同居した最後まで目が離せない神格バトルファンタジー。
ナツガタリ'26カクヨムシェアワールド神格鑑定局モノでも大人気を誇る本作。
みなさん、これは必見ですよ!
カクヨムシェアワールド〝神格鑑定局〟
提示された設定の上に、各々が物語を紡いでいくというカクヨム鳴り物入りの新企画。
その中でこの物語はどんな役割を演じているか?
不可能を承知の上で、もし一言で言い表すならば、この物語は設定の上に建つ建造物ではなく、設定を深化させ、加速させるものだ。
作中に登場する神〝カワセミ様〟に「一言ちゃうがな」とツッコまれてしまいそうだが、そこは御愛嬌。ご容赦願いたい。
読んでいて思わされたのはカクヨムシェアワールドとは横に縦に、想像力と創造力の赴くまま、無限の広がりをみせるポテンシャルを持っているということ。
しかし、ついつい頭の中で自分なりの世界を構築し始めてしまったのは、この物語の懐の深さ故だろう。
まだ時間はある!
ぜひこの作品に触れて、触発されて、カクヨムシェアワールドの創造主の一柱に加わってみては如何だろうか?
本作は、公式設定のあるシェアワールド「神格鑑定局」を元にした異能バトルものの現代ファンタジーです。
「神格鑑定局」ワールドの中でも屈指の自由奔放さ、作者らしさが出た作品だと思います。公式設定を知らずとも楽しめ、知っていればニヤりとできる作品です。
本作はまず、キャッチコピー「荒ぶるぜ!」がかっこいいですし、興味を惹きますよね。ね。
そして、コメディとシリアスのバランスが素晴らしいです。この世界観の中でここまでコメディに振れるのがすごい。ここにキャクター造型の巧みさが光ります。
さらにはバトルが熱い。ここでも敵役がいい味を出しているのです。
作者の掌の上でコロコロ転がされながらも、痛快な読後感が得られる作品です。
「神格鑑定局」の入り口としても最適な作品かと思います。ぜひご一読ください。
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このお話は、カクヨムシェアワールド「神格鑑定局」の世界設定に基づいて書かれたものです。
正直にいうと私は「公式設定は知らんけど」勢。以前別作品のレビューでも書きましたが、このお話を読むにあたり、公式設定を検索すらしませんでした。そもそも公式設定を読み込まないと楽しめないような作品を、私は求めていないからです。
作者さまへの信頼から開いた序章。
あぁもう、やられました。続き読みたい。
こう思わせてくれたことに大感謝です。
キャラクターたちの個性が登場時から光っています。
お綺麗なのに蛮族な補佐官。
ふくよかな見た目と、おっとりとした口調の一級神格のカワセミさま。
影が薄そうながら実はすごい人な草間局長。
そしてこの〈雷切〉編での主人公格である神格鑑定士の香帆と、香帆の調査に同行するセクハラ好きな天乃が、大爆笑のやり取りを繰り広げてくれます。
ああ、このドタバタ、この、もんのすごい勢い!
作者である福山さんの色で、のびのびと描かれた世界です。
めちゃくちゃ楽しいです!
「神格鑑定局」の公式設定を読み込んでおく必要はありません。
もちろん、知っていればニヤリとできる部分があるのだろうとは思いますが(別作品で見かけたものと同じ設定があり、なるほどこれは公式設定なのだろうと思うなどしました)無 問 題……!
ド迫力の異能バトルも見応えがありますよ!
おすすめです!
「神格鑑定局」
これに挑戦するのは、とっても難しいと思う。
なぜなら、基本的な設定がガチガチ、だから。
だからどうしても同じような作品になってしまう。
ところが、同じ「神格鑑定局」の世界観を使いながら、この作品はひと味違う。
こう来たか!
異能バトルや設定の面白さはもちろんある。
ただ、読み進めるほどに心を惹かれるのは、香帆と天乃の絶妙な掛け合いだ。
極限の緊張感の中でも飛び出すコミカルなやり取りが物語に心地よい緩急を生む。
結果、この物語に心がぐいぐい引っ張られていく。
最新話では、世界を覆うような禍々しい呪奇の描写が圧巻。
圧倒的な絶望を前に、信じていた相手への疑念が膨らみ、「敵なのか、味方なのか」という緊迫感は一気に最高潮へ達する。
そして明かされる雷切の正体と、その一閃が切り開く光景は鳥肌もの。
神話的スケールの迫力と、変態と、人間ドラマの面白さが見事に噛み合った、続きが気になって仕方のない作品。
今なら間に合う。
まだ間に合う。
一気に読んでしまうだろう。
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