概要
今日から、私を信仰しなさい。
裸木大陸は、大きな山脈を隔てて二つの文明がある。
宗教と厳しい戒律で成り立つ国、京国と、資本主義と自由を美徳とするリヒトと言う国である。
この二つの国の成り立ちについて諸説あれど、両国が主張するのは「最初に大陸で暮らしていたのは自分の文明である」事。
お互い支えあっていた時期こそあれど、京国がリヒト側に宗教や戒律、地名の変更を変更を強要したために二つの国は断交状態になり、三十年前ついに最初の戦争が起きた。『カンプフ・フュア・ディー・フライハイト』である。
この戦いで勝利した京国は、リヒト国を残し、『京利友好条約』を結んだ。
京国がリヒト側に歩み寄ったともみえるこの条約だが……
今再び、大陸中で京国と、「反京集団」による、争いが始まろうとしていた。
宗教と厳しい戒律で成り立つ国、京国と、資本主義と自由を美徳とするリヒトと言う国である。
この二つの国の成り立ちについて諸説あれど、両国が主張するのは「最初に大陸で暮らしていたのは自分の文明である」事。
お互い支えあっていた時期こそあれど、京国がリヒト側に宗教や戒律、地名の変更を変更を強要したために二つの国は断交状態になり、三十年前ついに最初の戦争が起きた。『カンプフ・フュア・ディー・フライハイト』である。
この戦いで勝利した京国は、リヒト国を残し、『京利友好条約』を結んだ。
京国がリヒト側に歩み寄ったともみえるこの条約だが……
今再び、大陸中で京国と、「反京集団」による、争いが始まろうとしていた。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!自分は何のために生きるのか
京国とリヒトという二つの国の戦争から時が経った世界。
京国の大将軍を父に持ちながら、母がリヒト人であるため、京人とは異なる髪、目、肌の色を持つ利央。
過酷な初陣を経て居場所を失った彼は、十三歳のときに第二隊隊長の鈴香と出会い、意外な任務を与えられます。
戦争後の表向きは平和になった世界でも、実際は差別や偏見など様々な問題が残っており、勝者と敗者の間にある歪みを描いているのが特徴です。
世界観の設定が細かく、シリアスな世界の中に、人間関係の温かさがあります。
「誰かに命を捧げろと命令される人生」から「自分自身で守りたいものを選ぶ人生」へ。
そのようにも感じ取れる深みを感じました。
別…続きを読む - ★★★ Excellent!!!なんのために生き、何に殉じて戦い抜くべきか
正しさとは何か、何を信じて生きるべきか。
本作の主人公である利央の境遇を紐解いていくと、何度もその問いが頭に浮かぶことになります。
京国とリヒト国との戦いが一時終結し、平和が訪れたかに見えていたラギ大陸。しかし敗戦国となっていたリヒト側では不満がくすぶり続け、やがては火種となっていった。
京国の王子の一人でありながら冷遇されていた利央は、自身の出生にまつわる問題や、リヒト側の兵士を部隊に多く持つ状況なども影響し、次第に祖国ではなくリヒト側に傾倒していくことになる。
そうしてやがて、彼の前には決定的となる「出会い」が訪れて。
従うべきは血筋なのか。それとも生まれなのか。
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