概要
お耳を拝借。旅ゆけば……
さてもさても、
旅ゆけば、1匹のアブラゼミ。
名はサトル。
七年間の闇を抜け、地上に出てきてみたものの、
地上はすでに灼熱地獄。
上がらぬテンション、モチベーション。
尻尾を巻いて帰ろうってんですがこのサトル、
すでに帰り道を忘れてしまっておりやした。
笑ってくだせえ。
泣いてくだせえ。
大人になっちゃったアブラゼミの、帰路の旅にございます。
旅ゆけば、1匹のアブラゼミ。
名はサトル。
七年間の闇を抜け、地上に出てきてみたものの、
地上はすでに灼熱地獄。
上がらぬテンション、モチベーション。
尻尾を巻いて帰ろうってんですがこのサトル、
すでに帰り道を忘れてしまっておりやした。
笑ってくだせえ。
泣いてくだせえ。
大人になっちゃったアブラゼミの、帰路の旅にございます。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!セミの儚きその命。「セミファイナル」を迎えた時、その命の行き先は?
セミ、それは夏の風物詩。
真夏には大合唱をし、一時期はうるさいくらいに思われても、夏の終わりにはしずかな「カナカナ」のひぐらしに代わり、少しずつ静かになっていく。
そんな賑やかさと切なさを併せ持った生き物。命も短く、土の中では七年ほど、それでも地上に出たら七日ほどの命とも言われている。……というか言われていた。(最近の研究だと本当は一ヶ月くらい生きるとわかったらしい)
本作はそんなセミが地上に出てからの葛藤を浪曲という形で描き出しています。
ギラギラの太陽の下より、元の土の中に戻りたいと願うセミ。でも、戻れないでいる内にどんどん「現地妻」みたいなのが出てくるという、「生きるこ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!蝉のサトルは父に会いたい
🎵【チントンシャン、チリリ…チリリ…】
🎵【チントン、ジャカジャカ…ジャーン!】
独特の軽快なリズムに乗せて語られる、蝉が主人公の浪曲。
相方には反対されたらしいが、面白かった。
蝉のサトルは、8年間の幼虫時代を経て、晴れて地上に出る。
ところが地上は、猛暑の青天井。暑すぎる。
父を恋しく思うサトルが元いた地中に戻ろうとあがく、そんなお話。
何で浪曲なんだ、普通の話でいいじゃないか、とも思わなくもないが、リズミカルな文体が小気味よく、あっという間に読み終えた。
拙作、『16回生きた女』の美琴は、初め蝉(17年ゼミ)に生まれ、16回目にやっと人間になった。
果たしてサトルの運命はい…続きを読む