概要
見知らぬ太古の世界の中で出会ったのは、鱗で覆われた体と鋭い爪を持つ竜人だった。
言葉も通じず、食性も文化も違う二人。
恐怖と困惑に包まれていた昴瑠だったが、火を起こし、魚を釣り、命に祈り――過酷なサバイバルの日々をともにするうち、二人の間には種族を越えた絆が芽生えていく。
孤独な竜人と現代女性が紡ぐ、白亜紀を舞台にした時空を越える純愛ファンタジー。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!言葉では言い表せない深い愛。過酷な日々の先にある美しいハッピーエンド
現代の一般人にとって白亜紀の環境はあまりにも過酷で、追い詰められていく主人公・昴瑠のサバイバル描写は真に迫っており、読んでいて常にハラハラさせられました。
しかし、その絶望的な状況下でも必死に生きようともがく昴瑠が、言葉の通じない竜人と一歩一歩ゆっくりと心を通わせていく過程が本当に素晴らしいです。
二人の間に芽生えた絆は、友愛や親愛、純愛といった一言の枠には到底収まりきらないほど、深く尊い愛が詰まっていました。
命の危機に瀕する展開や悲しい場面もありましたが、だからこそ辿り着いた結末は、個人的にこれ以上ないほど美しいハッピーエンドだと感じています。
完結の瞬間をこうして見届けること…続きを読む - ★★★ Excellent!!!君と、越える
ある日突然、何の準備もできないまま、白亜紀へタイムスリップしたら?
きっとほとんどの人が何もできないまま、あっけなく息絶えてしまうはず。
ですが、ヒロインの昴瑠は戸惑いながらも、状況を受け入れ生きようと奮闘します。
しかし無謀に突き進むのではなく、慎重に、自分のできる範囲で試行錯誤しつつ行動していくので、好感が持てます。
死と隣り合わせの孤独な毎日。しかし、ふとしたきっかけで竜人、レイと出会い、彼女の日々が少しずつ色付いていきます。
意思疎通のできない二人が、様々なことを乗り越えて、ぎこちなくも少しずつ、距離が近付いていく。厳しく残酷な世界の中で育まれる関係が非常に魅力的で…続きを読む - ★★★ Excellent!!!白亜紀サバイバルと大切な出会い
独りぼっちになってしまった昴瑠の身に降り掛かったのは、まさかの白亜紀へのタイムスリップ!
冒頭は彼女の過酷なサバイバルに、見ているこちらが息が詰まりそうで辛いです。
しかしある日、琥珀色の瞳をした竜人との出会いから、彼女の生活は変わっていきます。
昴溜はその後もピンチに陥り、白亜紀の厳しさを痛感しますが、竜人との不思議な生活で徐々に心が繋がっていく……!
とにかく全ての描写が丁寧で、恐怖も美しさも息をのむ程伝わってきます。
昴溜の生きようとする姿も、感情にも、心が動かされていきます!
最初は竜人も、すぐに彼女になにかする訳ではない、という現実味が、見てて凄く好きです。
このサ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!孤独な少女と一人ぼっちの竜人。二人だけが紡ぐ、世界でたったひとつの絆。
正直に言います。
自分は最初、この作品を「恐竜時代を舞台にしたサバイバル小説」だと思って読み始めました。
でも、読み進めるうちに認識が180度変わりました。
この作品の魅力は、「孤独だった二人が、お互いの居場所になっていく物語」だと感じました。
舞台は白亜紀。巨大な肉食恐竜が闊歩し、現代の常識も文明も通用しない過酷な世界です。
主人公の昴は、そんな絶望的な環境の中で懸命に生き抜こうとします。
個人的に好きだったのは、サバイバルの中で描かれる小さな出来事です。
火を起こせたこと。釣り竿で魚が釣れたこと。無事に朝を迎えられること。
現代では当たり前すぎて見過ごしてしまうような出来事ですが、昴…続きを読む