概要
西方帝国と呼ばれるその国は、大小の領邦により構成されており、皇帝の名の下に緩い紐帯を保っていた。
その国土のど真ん中。ひときわ異色を放つ領邦がある。
日の光もわずかにしか届かない深淵の底に位置するダムゼヴァルト大公国。通称魔公国。
深淵には魔性と呼ばれる力が満ちているため、動植物は異形となり、老いる速度は地上の生き物よりも三倍遅いのだとか。
そんな魔公国を治める魔大公ロートルト(128歳)の元に妃として招かれたのは、正しく気高くあれと育てられた第一皇女のフローリア。
初対面時から型破りなロートルトと、何事も慣習通りにことを進めたいフローリア。
二人が出会ったのは、魔公国に、とある病が蔓延し始めた時期でもあった。
性格がかみ合わず、一周回って
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!二人の関係性の先に、国の未来までが見えてくる。
生真面目で融通の利かない第一皇女フローリアが嫁いだのは、奇怪な動植物に満ちた魔公国を治める、型破りな魔大公ロートルトのもと。
牙の生えた肉食馬(個人的に名前がとても好きです!)、草の莢から生まれる鼠など、最初は異世界の動植物図鑑を眺めているような楽しさがありました。
皇女と一緒にそれらに度肝を抜かれながら楽しく読んでいると、今度はお忍び旅の面白さが出てきます。
そして、読み進めるほどに見えてくるのは、それだけではありません。
この国は何によって支えられていて、その先に何を選んでいくのか。
そんな問いが物語の奥にあり、この世界の過去と今と未来を感じられる世界観の作り込みが素敵です。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!年の差100歳!請われて嫁いで甘〜い生活…となるほど結婚は甘くない!?
第一皇女フローリアが降嫁したのは、魔性の力が満ち異彩を放つ領邦。通称「魔公国」だった。
お相手は魔公国を治める、年の差100歳の魔大公ロートルト。
破天荒な魔大公とどうにも相容れない気がする生真面目な皇女ですが、彼に連れ回され出掛けた先での光景、そして彼の振る舞いや真意に触れて心を通わせる………
までに至り始めた超序盤で第一部終了!
ええ〜〜!?終わり!?続きがめちゃくちゃ気になるんですけど〜〜〜!?!?
…あ。ある?続き、あるらしいですよ!良かった〜。安心した〜。嬉しい〜!!
あらすじにしっかり書いてあるじゃないですか。気付かず取り乱してしまいました。
詳しい物語の流れも、ぜひあらすじ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!百歳差結婚に奇怪な動植物。常識も信念も、魔性満ちるこの国では通用しない
堅苦しいと評判の第一皇女・フローリアは、母の言葉を胸に、正しく気高く日々を積み上げていた。そんな彼女が嫁いだのは、型破りな魔大公・ロートルトの元で――
すごく面白かったです! スルンッと読めちゃいました。
「ちゃんとしていないことに直面すると蕁麻疹が出る」とまで噂されるフローリア。なのに、夫となる男は、婚礼のしきたりを守りたい彼女に向かって「遠乗りに行こう」と言う……常識を乱してくるロートルト。それに調子を乱されるフローリア。彼女は信念に反して、ちっとも「ちゃんとする」ことが出来ません。
「ちゃんとしていない」のは魔大公だけではありません。魔公国自体も薄暗い半地下にあり、その国土全体…続きを読む - ★★★ Excellent!!!百歳差の年の差結婚!
大陸の西半分を支配する強大な帝国がある世界。
大小の領邦により構成される国の内、魔公国と呼ばれるダムゼヴァルト大公国があります。深淵の底に位置するために魔性が満ちていて、他の国とは老いる速度まで異なる国です。そんな国を治める魔大公ロートルト(128歳!)の元へ嫁ぐことになったのは、帝国の第一皇女のフローリア。
気高く皇女らしくあろうとするフローリアと、型破りなロートルトとの、婚礼前の遠乗りでのあれこれを描いたお話です。
初っ端から性格の違いを見せてくれるフローリアとロートルト!
ロートルトの真意が分からないまま遠乗りについていくことになるフローリア……。
でこぼこ夫婦の言葉の応酬は、案外相…続きを読む