あるVtuberの方が「同志社国際高校の生徒さんがカクヨムに手記を投稿している」と言っていたので検索したところ、こちらの手記に行き当たった。
読み終えて率直に感じたことは、突然ご学友を亡くされ、多くの生徒さんが心に深い傷を負ったということ。
大切なお子様が突如帰らぬ人となったご遺族のお気持ちを考えたとき、こちらの胸も詰まる思いだということ。
そして通われている生徒さんとその保護者の方々には何の落ち度もないということも。
むしろ事故が起きるまでは皆さん普通に学校の事を信頼されていただろうし、この事故で学校の危機管理が実はガバガバだったことが露呈して驚愕されたのではないだろうか。
この辺野古沖転覆事故はイデオロギー論争もあり、話がややこしくなっているところもあるが、問題としては本来安全である修学旅行という学校の課外授業で傷害、死亡という重大な事故が起きた事、そして天候不良の中、船を出した船長の判断ミスである。
当事者である同志社国際高校、ヘリ基地反対協議会両者に言えることだが、大切な子供達を預かっているということについてどのように考えていたのであろうか。
高校側は事前にきちんと下調べをしていれば、そもそもこのような危険なコースの設定などしなかったのではないか。
またヘリ基地反対協議会側も天候不良なので船を出さないときちんと判断すれば良かっただけである。
要するに、この事故に関わった大人達がまともに仕事をしていれば、こんなことにはなっていないのである。
この事故は不可抗力で起こったのではない、人災だと私は思っている。
更に事故後の対応も最悪だ。
この手記に書かれているような発言を校長がしたのなら、本当にあなた教育者か?と疑うレベルだし、もう一方の当事者であるヘリ基地反対協議会の女性共同代表の音声データが先日流出したが、双方からこれで反省していますと言われても普通の人は信じないだろう。
あなた方に守りたい面子や利権があろうことは分かっているが、それよりも先にやることがあるでしょうと、この手記を書いてくれた若者からも見透かされている訳だ。
両者共、前途ある若者の未来を奪った事について言い逃れできないことは重々承知されていると思う。
それならばこの事実を重く受け止め、今後は真摯に対応されることを切に願う。
また、このような発言を聞いて一番傷ついているのは女子生徒のご遺族だろう。
こんなことを言われてはたまったものではない。
私が親なら、はらわた煮えくり返る思いだ。
本来なら静かに過ごしたい筈なのに、ご遺族はnoteを、そしてこの手記を寄せてくれた作者様。
辛いお立場にもかかわらず情報発信されたという状況について考えた時、心中如何ばかりかと思うと、筆舌に尽くし難いのではないかとしか申し上げようがない。
そのような中、情報を発信して下さったことに心から謝意を表したいと思います。
最後になりましたが、この事故で心や身体に傷を負った方々が一日でも早く回復されますよう、ご遺族に哀悼の意を表しますとともに、亡くなられた女子生徒のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
この辺野古事件の被害者は、亡くなられた女子生徒を含め、研修旅行に参加した生徒達のはずです。
ところが、私が得ることのできる情報は、校長を筆頭とする学校側と無謀な船の運航を強行したヘリ基地反対協議会側などの関係者の虚実入り混じった言動と、憶測や野次馬的好奇心で騒ぐマスコミやコメンテーターやネット民の話ばかり。
唯一、ご遺族の方のnoteが情報を提供してくださいますが、それ以上に学校の友達や研修旅行で一緒に行動していた生徒達であれば、ご遺族の方が知り得ない実情や感情を表現できる者もいるのではないでしょうか。
日本では学校の先生が不祥事を起こした場合、校長が会見で謝罪して終わりというパターンがほとんどで、その先生から教えを受けていた(ある意味最大の被害者である)生徒達の、先生に対する感情や学校側に対する要望などの本音を聞くことはまずありません。
しかし、私は一緒に研修旅行に参加した、あるいは同じ船で事件に巻き込まれた生徒達の意見こそが、世論を動かし、真相を解明し、再発防止につなげるために最も重要なことだと思っています。だから、どのようなことでも構わないから、生徒達にこそもっと声を上げて欲しい。
しかし、友達を失ったショックや、誹謗中傷を恐れる気持ちはよく分かりますから、率直な意見の表明は簡単ではないでしょう。それだけにこの日記はとても貴重であり、学校、ヘリ基地反対協議会、政治家、行政などの関係者には、生徒達の気持ちを最大限尊重し、それに寄り添った対応をしていただけるよう願うばかりです。
私は辺野古事故が起きた当日にnoteで、子どもが危険予知(KY)を学ぶことの大切さ、自分の身を守れるのは自分だけ、大人は自分の保身のために、冷酷に無責任になるだろう、と書きました。
不幸にも、今日まで辺野古や平和教育に関わる大人たち全てが「自分の身の可愛さ」ばかりでした。
だから、です。「自分の身は自分しか守れない」自覚が、不幸な平和学習死亡事故を再発させない唯一の道だと私は思います。
「大人に答えを求めること自体が保守的」と、40年前に泉谷しげるさんが言いましたが、これは残念ながら真実です。
私たち1人1人が大人を鵜呑みにせず、自分で学び武装しましょう。
ご安全に!