タイトルを見て、「シャッター商店街ごと転生」という斬新な設定に惹きつけられました。
冒頭で描かれる地元のシャッター街の風景には、自分の体験と重なって切なくなりました。そこから衝撃の異世界転生!
森を中心に話が進みますが、世界の仕組みや設定な練られており、とてもワクワクします。
主人公の蓮は控えめながらも芯があり、相手の話をよく聞く誠実な性格で好感がもてます。
そして、ハプニングや新しい展開に直面しても、良い意味で変わらない「伊織ばーちゃん」の存在感が抜群です。伊達に99年を生きていません!
次々登場するキャラクターたちの軽妙なやり取りにも、思わずクスッと笑わされてしまいます。
転生先の世界の全貌や王国との関係性、そして商店街の復興がどのように描かれていくのか、今後の展開がとても楽しみです。
近所のおばあちゃんがメインヒロインな作品は初めて見た気がする。
高齢化の波と、ショッピングモールの人気に押されて衰退してしまった大狸商店街。
その最後の店であった江藤書店が、店主の伊織ばあちゃんの大往生(享年99歳)に伴い閉店してしまう。
商工会議所の職員である主人公・蓮は、商店街にお別れの挨拶をした日、漏電事故により異世界へ転生。
転生先には、なんとフォクシーエルフ(狐×エルフな種族)に転生した伊織ばあちゃんと、商店街の建物が丸々転移していた。
異世界で暮らすこととなった蓮と伊織ばあちゃんは、生活のために商店街を復興させていく。
最初から上手くはいかず、二人は試行錯誤を繰り返して前に進んで行く。読み手を適度にハラハラさせながらも、ストレスを感じない程度に展開は早い。このバランスが上手い。
伊織ばあちゃんの言動は、地方の高齢者特有の「抜け感」とオタク仕草が融合しており、なんとも言えず可愛い。
蓮は、初見の状況にいちいち驚き振り回されるちょっと不憫な役回り。でも周囲への気配りがあり何だかんだで適応力は高い。
二人とも、最後に決める時は決めるのだが、途中経過で格好付かなかったり、掛け合いのセリフがフニャッとしていたり。それが愛おしい。
死んだはずのおばあちゃんと一緒に、主人公が商店街ごと異世界に転生してしまうという話なのですが、あのあらすじ以上に魅力をたっぷりに書ける自信がありません。あらすじは本家見てください笑
なにより魅力的なのは、転生したおばあちゃん。
見た目が若く美人の狐耳エルフ。でも中身はオタクのおばあちゃん(99歳)ともう設定が魅力的です。
実際にアニメ化されたらどうなるんだ!? 「へはぁ~」「はうぅぅん」←これ笑い声ですか!? 福岡県なまり、中身おばあちゃん、美人エルフのしゃべる様子を聞いてみたい笑……と色々妄想広がります。
おばあちゃんのしゃべり方のせいもあるのですが、ポジティブで明るい。テンポもテンションも心地よく、楽しく読めます。