概要
そしてエルフやドワーフ、獣人や人間などの魔族以外の種族の集まり・人類。
魔族の王である魔王が、ある日「人類の鏖殺」を掲げたことから始まり【人魔大戦】と呼ばれるまでになった二種間の争いは……人類の敗戦濃厚だったが、意外な結末で幕を下ろすことになる。
魔族が負けたのだ。
それも、魔王と魔族幹部が、他ならぬ魔王の側近二名によって皆殺しにされるという方法で。
これは、人類が戦後調査のために立ち上げた調査チームの中で、この一件に関する調査の担当になった人間がまとめた……魔王を殺害した二名に対して行った聴取と、調査の記録。
※記録と言いつつ、プロローグ以降は小説形式で話が進みます。予めご了承いただけますと幸いです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!その理由を知ったとき、すべての言葉が重くなる
本作は「なぜ彼らは魔王を殺したのか?」というシンプルで強烈な疑問から始まり、読み進めるほどにその意味が静かに、しかし確実に重みを増していく物語です。
戦闘や劇的な展開に頼るのではなく、聴取と記録という淡々とした形式で進む構成がとても印象的で、だからこそ言葉一つひとつに宿る感情が胸に響きます。最初は違和感だったものが、少しずつ繋がり、やがて一つの答えに辿り着く過程は、見事の一言です。
そして何より、明かされた理由がとても人間らしく、切なくて……。読み終えた後の余韻が長く心に残ります。
じっくり物語を味わいたい方、感情に訴えかける作品が好きな方に、ぜひオススメしたい一作です! - ★★★ Excellent!!!最強の側近二人が魔王を殺した理由——衝撃の裏切りと真実が胸に刺さる
「長年魔王の右腕左腕と言われ続けた“彼ら”は、なぜ魔王を殺したのか。」
まず、このタイトルだけで、とても作品に惹きつけられて、読まずにはいられなくなりました。
人類敗北濃厚だった人魔大戦が、突然の内部崩壊で幕を閉じます。
魔王と十三魔将九名が、他でもない魔王直属の最強大魔族2名によって皆殺しにされたという衝撃の結末。
しかもその真相は、戦後に行われた人類側の調査チームによる「聴取記録」として淡々と綴られていく。
まず感じたことは、世界観の厚みとキャラクターの造形のすごさです。
二人の側近が抱える葛藤、魔王の決断、そして「なぜ殺したのか」という核心に迫る展開が、容赦なく胸…続きを読む - ★★★ Excellent!!!魔王を殺したのは勇者じゃなかった
普通の異世界ファンタジーだと「勇者が魔王を倒す!」がメインになりがちですが、この作品は大戦の終わり方が完全にひっくり返ったところから始まります。
人類側がほぼ負け確定の状況で、魔族内部の出来事によって幕が下りる——その「なぜ?」を、人類の調査官が魔王の元側近である二人の大魔族にじっくり聴取していく形式で進むのがとにかく新鮮です✨️
プロローグで大戦の苛烈さと絶望感を淡々と描いたあと、すぐに聴取記録という枠組みに入るので、読む側のあたし達は、調査官と一緒に謎を追う立場になります。記録と言いつつ小説形式で語られるので、読みやすくてすぐ熱中させられちゃいましたw
謎の引き方がものすごく上手だ…続きを読む