現代社会と異世界の両方で「不要」とされた少年ユウが、最強の聖女フィーネと出会う物語である。ユウの「助言者」スキルは迷いのない勇者には無価値だったが、判断の二択で必ず致命的な「ハズレ」を引くフィーネにとっては唯一無二の羅針盤となる。ハズレを見抜くユウと、最強だが選択を誤る彼女。互いの欠落が完璧に噛み合い、孤独な二人が最強のコンビとして歩み出す補完関係が魅力的に描かれている。追放ものからの鮮やかな逆転劇や、不器用な二人が絆を深めるバディものを好む読者におすすめできる。