概要
善悪では割り切れない、人間のみにくく切実な救済を描くオムニバス。
傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲。
昔から罪として語られてきたそれらは、本当にただ人を堕落させるだけのものなのか。
誰にも褒められない歪みを抱えながら、それでもそれによって壊れず、生き延びてきた人々がいる。
善悪では割り切れない、人間のみにくく切実な救済を描くオムニバス。
昔から罪として語られてきたそれらは、本当にただ人を堕落させるだけのものなのか。
誰にも褒められない歪みを抱えながら、それでもそれによって壊れず、生き延びてきた人々がいる。
善悪では割り切れない、人間のみにくく切実な救済を描くオムニバス。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!みにくさの奥に、明日への灯がある。
『薄明の鴉たち』は、七つの大罪として語られてきた感情や欲望を、現代に生きる人たちの静かな日常へ落とし込んだオムニバス作品やと思います。
けれど、この作品が見つめているのは、罪そのものというより、その人が今日を越えるために手放せへんかったものなんやと思います。人には、できれば隠しておきたい感情があります。自分を大きく見せたい気持ち、誰かをうらやむ心、満たされへん寂しさ。そういうものを、この作品はただ責めるんやなくて、その人が生きるために握ってしまったものとして、そっと見つめているんです。
登場人物たちは、分かりやすく正しい人ばかりやありません。少し面倒で、少し情けなくて、ときには自分でも見…続きを読む