春休みの風に背中を押されて、剣奈の“やさしい勇気”が芽吹く

吉祥寺から行ける“世紀の断層ダンジョン”を探し当て、日原鍾乳洞へ。

冷たい谷風に震えつつも、母の言葉を思い出してセーターを重ねる小さな描写が、

家族の温度をやさしく灯す。

主人公が抱える「元男子」という複雑な背景と、過酷な現実。

そしてファンタジーの世界へと足を踏み入れた少女の、再生と冒険の物語である。

強い決意を持って未知の世界へ踏み出す姿に、冒頭から感動を覚えました。

主人公・剣奈がダンジョンで何を見つけ、どう成長していくのか、

この先が楽しみです。

『自分の居場所』を探す再生のアオハル冒険譚。
 
心に訴えかける感動的なストーリーを読みたい方に強くおすすめします。

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