「誰にでも『出来ない』簡単な仕事です」
- ★★★ Excellent!!!
言葉が軽くなっていると思う昨今の風潮。
「イジメ」は障害、暴行事件だし、「パパ活」は児童買春、児童福祉法違反だし「闇バイト」は詐欺、強盗、ひどい場合は殺人。
軽い言葉を使って、人の記憶に残すことに成功はしたものの、その実態までもが軽くなりがちな時代の流れに対して、この小説はどこまでも確かなタイトルで勝負しています。
闇バイトなんです。
仕事はとっても簡単。
お椀にお水を注ぐだけ。
でも、その際にいくつかの注意点はありますが、注意点はあくまで注意していれば大丈夫な内容だから、注意点なんですよね。
でも、アナタはこのバイト、ちゃんと遂行できるでしょうか?
もし注意されたことを守れなかったら、それは破滅を意味します。
闇バイトは何も「軽い気持ちで、犯罪に加担する仕事」ではないのです。
これは、本当の闇に堕ちてしまう危険のアルバイト。
時給が良いからと、やりますか?
私はNOです。
是非ご一読ください。そして考えてみてください。
出来そうと思った時が、闇バイトにはまる最初の罠ですよ。