概要
明日、後悔した君は私とさよならをする
中学二年生になったある日の夕方、主人公Aの双子の姉が川で亡くなる。警察は自殺だと言った。心の整理がつかず、一ヶ月ほど経ってから川に花を手向けにいくA、そこで彼女はある男子に「Aちゃん」と名前を呼ばれる。彼は自分をAの姉だと言った。姉が通っていた中学の制服を着る彼はどう見ても姉とは違うのにAと姉しか知らないことを知っていて、姉の書きかけの小説を完結させてほしいと言う。実は彼は姉のことが好きだった中川という男子だった。自分とA(鈴音)の悲しさを薄めるためにAの姉である鈴香のフリをしていたのだ。一度は正体がバレ、二人は会わなくなるのだが、鈴香が自殺ではないことが分かり、電話することになる。そこで鈴香と埋めたタイムカプセルを思い出し、二人で掘り起こすとそこには「仲里鈴音は死んでない」と書いてあった。
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