呪いとやさしいキスをして

 大隅スミヲさんと深川我無さんの双方が、ややこしい男と、その男の傍らに常にいる若い娘のお話を書いている。

 大隅氏の「メガネの探偵、二階堂」には、二階堂とヒナコちゃん。
 深川氏の「邪祓師の腹痛さん」には、卜部と助手のかなめちゃん。

 それぞれに良い。
 同時進行で連載されると頭が混乱してしまいそうになるが、ブラックジャックとピノコちゃんを彷彿とさせる組み合わせは好物なのだ。

 それぞれに良い(二回目)

 ややこしい男度でいうなら、二階堂も卜部もどちらもややこしい。
 可愛さでいうならヒナコちゃんもかなめちゃんも、どちらも愛くるしく健気で可愛らしい。
 しかし怖ろしさでいうならヒナコちゃんがこの中の誰よりも上かもしれない。何故なら彼女は……おっと。

 彼女を怒らせてはいけない。
 絶対に。

 ひそかに卜部とヒナコちゃんの激突が見たいと願ってしまうのは双方の作品を読んでいる読者の好き心であるが、よほどの援護がないとヒナコちゃんが勝ってしまう気がする。何故なら彼女は……おっと。
 しかしそんなヒナコちゃんも天然のかなめちゃんには負けちゃうかもね。

 大隅スミヲさんの「メガネの探偵、二階堂」については、柴田恭太朗さんが音楽つきの素晴らしい動画を創られているので視聴がまだの方はぜひ。
ttps://www.youtube.com/watch?v=9aecCJdo0Dk&list=RDMM&index=7
 ちなみにわたしはこのシリーズがドラマ化した時のED曲を勝手に想定しており、それはDREAMS COME TRUEの「やさしいキスをして」ということになっている。

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