感動いっぱい、勇気をもらえる作品!

まだ序章と第一章だけなのに、心を動かされる場面や考えさせられる言葉が本当にたくさんありました。
正直、私は青春恋愛ものがあまり得意ではないのですが、やはり栗パン様の描く物語はどこか違っていて、深く染み込んでくるような力があります。ミケネコ様が「深い作品」と言っていた理由が、今ではよくわかります。

「言葉は武器だ」というテーマにも、強く心を動かされました。
人を傷つけることもあれば、自分を守ることもできて、そして誰かに感謝を伝えるためにも使える。その重みと優しさに、思わず自分自身の言葉の使い方を振り返ってしまいました。

音羽ちゃんが、うまくいかなくても少しずつ前を向いて進もうとする姿に、言葉にならないほど胸を打たれました。
私自身も、彼女からたくさんの勇気をもらいました。

20話のラストでは、清瀬くんの過去に思わず息を呑みました。
苦しくて、それでも今を生きようとしている彼の姿を見て、ようやく紹介文にあったふたりが陽を向かって戦いの記録という言葉の意味が、理解しました。すごく感動しました。これからもふたりの歩みを見守っていきたいです。

この作品に出会えて、本当によかったと思います。

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