【改訂版に移行予定】『迷宮学園』～脱出するまで卒業できません!!～

全く新しい感触のファンタジーに触れたようです。

「迷宮学園」の試験内容が突き抜けているようで、しかし、妙に説得力があり腑に落ちます。

迷宮学園という舞台にも、登場人物にも心掴まれます。

年を重ねても感じられるドキドキとワクワクが詰まっています。

次に何が出てくるかわからない、想像できない展開が、読者の方々を待っています。

卒業できたなら、未来は約束されている。
卒業条件は、学校から脱出すること。

今までの学園モノの常識も、
バトル物の常識も
全部ひっくり返したこの作品。

おそらく私は読んだことがないタイプ、だと思います。

ところが、これが意外と面白い。

どこへ向かっていくのでしょう。
どのように成長していくのでしょう？

先が読めないからこそ楽しみです。
新しい扉を開いた感じです。

学園ものの常識を完全にひっくり返した、とんでもなく斬新な設定に一気に引き込まれます。
「卒業するには学園から脱出する」という発想がもう天才的。
毎日が命がけのサバイバルなのに、なぜか教師も生徒も妙に慣れてるギャップが絶妙に面白い。
特にエイブラムス先生の飄々とした態度と、実は深い教育理念のバランスが素晴らしい。
先輩の成長描写も熱く、「一年前はあんなに弱かったのに…」という展開にグッときます。
毎回どんな危険が待ち受けているのかハラハラしながら、ページを送る指が止まりません。
普通の学園ものに飽きた人、サバイバル要素のあるファンタジーが好きな人には特におすすめです。

ようこそ、「生きて帰れたら卒業」の学園へ。

入学に試験はない。誰でも入れる。
だが、生きて出られる者は、ほんの一握り。
ここは世界最強・最凶の教育機関『迷宮学園』。

初日の登校風景は、暴風雨・落雷・罠・突進してくる魔獣。
教師たちは紅茶を啜りながら、爆音すら無視。
生徒たちは、今日も死線で単位を稼ぐ。

それでも、英雄はここから生まれる。