もし、彼方の人の手を握れるとしたら？

読了したので書きます。

まず、自分では書けないであろう作品です。

思いやり、優しさをそれとは対岸にあるSFというジャンルに落とし込んだ上で短編にまとめてしまうという技はとても真似出来ません。

加えて、文章は簡潔に短くなっているので読む上でのハードルも高くは感じられません。
話自体も先述した要素が喧嘩することなくキレイに溶け合っていて物語としても完成しています。

それ故に、この作品は続いて欲しいと思います。倫理の面がとても難しいテーマになるとは思いますが、そう遠くない未来に形となるであろう可能性に1つの形を見てみたく思います。

SF好きは勿論、哲学的なテーマに興味ある方など色々な方に来るものがあると思うので是非とも読んでいただきたいです。