概要
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- ★★★ Excellent!!!骸骨コメディが楽しい。苦手な方でも読みやすいホラーです。
ある日、骸骨の姿で目覚め、自分が誰なのか名前も思い出せない導入が目を引きます。
場所は廃校という名の閉鎖空間。そこで過去の経緯を見出し、成仏を目指し脱出を試みるのが大筋のストーリーとなります。
軽妙な骸骨ギャグとシリアスがいい塩梅で同居したミステリー。平常心の背中を湿らせるように凍らせてくる恐怖のグラデーションにゾクゾクしますね。コメディとホラーのバランス感覚を緩急伴いながら惑わすように魅せてくれます。人間味を滲ませ、ひとつのドラマとして成立させている本作。ホラーの苦手な方でも手に取りやすいミステリーを織り交ぜたコメディホラーです。クスッと面白く読めるのでオススメです。 - ★★★ Excellent!!!薄気味悪い廃校を舞台に繰り広げられる、謎解き&ホラー&コメディ!
目覚めると、そこは廃校だった。
主人公の姿は「骨」になっている。
記憶は無い。
骨身のために、性別すら分からない。
「俺」と自分を呼ぶから男だろう。
隣に同じような骸骨がいた。
言葉遣いからどうやら少女のようだ。
彼女もまた、記憶がない。
記憶を無くした二人の骸骨は、互いに「ウキン」「テアシ」と呼び合う。
テアシの話では、つい先ほどまで「スカおじ」という骸骨もいたらしい。
スカおじによれば、「自分が何者なのか」を知れば成仏でき、生きている者に憑依すれば、廃校から出られる、という。
二人は、自分たちが何者なのかを知るためにどこからかスマホを取り出して死因を検索し始めるが――。
骨とな…続きを読む - ★★★ Excellent!!!骸骨になっても好き
春野セイさんの異色の骸骨小説(笑)が完結しました。面白かったぁ!
主人公は骸骨、しかもほとんどの人からは見えない。骸骨の形をした幽霊みたいなものですね。
彼らの名前もユニークです。テアシ、ウキン、スカおじ
何でこんな名前かというと、それは作品を読めば分かります。
骸骨だから、心理描写が難しいようです。
心臓がドキドキとか、ごくりと唾を飲むとかできないので。それでも何とか工夫している作者。なんか涙ぐましいです(笑)
体操座りしたり、うたた寝して舟を漕ぐとか、骸骨がしてるとこ想像すると可笑しくて、吹き出してしまうのですが、ジャンルはホラーでミステリー仕立てです。結構シビアです。恋愛要素も…続きを読む