概要
書いたら見つかる。見つかったら壊れる。それでも私達は――
小説なんて、書きたくないのに。
でも、書かずにはいられない。
文芸サークルには、ちょっとめんどくさい女子大生が10人。
・地雷系エッセイスト(2留3年生・太会)
・完璧主義の部長(大学院1年生・男川)
・無表情の校正担当(3年生・中本)
・優しすぎる後輩(1年生・宮北)
・破天荒なジャンルオタク(4年生・夢崎)
・ドーナツ好きのラノベ志望(2年生・田代)
・難解な美学を持つお嬢様(3年生・二島)
・カオスな作風な同級生(2年生・瀬見)
・常識人な地味メガネちゃん(1年生・富戸)
・そして……「誰にも読まれたくない」癖に書いちゃう渡井(2年生)。
合評会も、会誌も、文フリも。
不器用で、語りたがりで、ちょっと痛い彼女たちが、
今日も誰かに届くかもしれない言葉を探している
でも、書かずにはいられない。
文芸サークルには、ちょっとめんどくさい女子大生が10人。
・地雷系エッセイスト(2留3年生・太会)
・完璧主義の部長(大学院1年生・男川)
・無表情の校正担当(3年生・中本)
・優しすぎる後輩(1年生・宮北)
・破天荒なジャンルオタク(4年生・夢崎)
・ドーナツ好きのラノベ志望(2年生・田代)
・難解な美学を持つお嬢様(3年生・二島)
・カオスな作風な同級生(2年生・瀬見)
・常識人な地味メガネちゃん(1年生・富戸)
・そして……「誰にも読まれたくない」癖に書いちゃう渡井(2年生)。
合評会も、会誌も、文フリも。
不器用で、語りたがりで、ちょっと痛い彼女たちが、
今日も誰かに届くかもしれない言葉を探している
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!読む方にもエネルギーを求める作品、でもそれだけの価値がある
皆さんに質問ですが、皆さんは自分の小説の中に、作中作として他人の小説を書けますか?
私は書けません。
私が書いている作品は、私の内発的なもので、私が書いたものは「私が書いたもの」の範疇を越えられません。
せいぜい短い手紙とかくらいでしょうか、書けるのは。
ところが、この作品では、文芸サークルのメンバーがそれぞれの小説を持ち合い、品評しあいます。
決してあらすじや抜粋ではなく、それぞれが書いた小説が提示されている。もちろん掌編ではありますが。
そして、それに対して批評し合うのですが、当然、同じものを読んでも感じることは千差万別です。意見が異なることもあり、討論が繰り広げられる。
これってす…続きを読む