概要
命を懸けた契約──だけど奪われたのは、私の心だった
王宮に仕えていた聖女マナは、偉大な大聖女であった母と比べられ「落ちこぼれの聖女」と呼ばれる日々を過ごしていた。
耐え忍んで聖女の役目を果たしていたある日、二十年前にマナの母の力によって封じられたはずの魔女が再び目を覚ましてしまう。
その場に居合わせていたマナは人々を守るため、母の形見であったブルーダイヤモンドに祈りを捧げるも。
祈りに応えたのは、光の加護ではなく──悪魔レイだった。
召喚された悪魔に困惑するマナだったが、「皆を助けるため力を貸してほしい。その代わりに、大聖女になったら心臓をあげる」とレイと契約を交わす。
レイの力で魔女を討ち果たし、平和を取り戻した。
それでも二人の契約は続いていく。
レイ曰く、聖女の生気は極上らしい。
事あるごとに「生気をよこせ」と迫ってくるレイ
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