この世界観、独特すぎる……!
- ★★★ Excellent!!!
OSAKAエメラルドという海上都市にあるメイドカフェ――OZ。これはそこで働いているロボットたちの物語。
そのカフェの従業員のジャージメイドロボ――ドロシーはコンビニで塩コショウを買ってくるように頼まれます。
そしてそのお使いの最中、彼女はトレカショップの出入り口で、チンピラ星人に絡まれているブリキロボを見かけて、助けることにした……というのが前半の流れです。
なんていうか、世界観、設定、展開、キャラ、ギャグ、全てが独特です。
絵文字とかがたくさん出てきて視覚的にも楽しい作品です。
ドロシーはブリキロボを助けた結果、チンピラ星人に恨まれることになるのですが、その対処の仕方にびっくりしました。いや、まあ、たしかに現実的な対応ではあるんですけど(笑)
そして後半に語られるキャラや世界観の説明にも驚かされました。
そんな凝った設定だったのか……。
この世界観でまた別の作品を読んでみたいな、と思わされる小説でした。