この世界観、独特すぎる……!

 OSAKAエメラルドという海上都市にあるメイドカフェ――OZ。これはそこで働いているロボットたちの物語。

 そのカフェの従業員のジャージメイドロボ――ドロシーはコンビニで塩コショウを買ってくるように頼まれます。
 そしてそのお使いの最中、彼女はトレカショップの出入り口で、チンピラ星人に絡まれているブリキロボを見かけて、助けることにした……というのが前半の流れです。
 
 なんていうか、世界観、設定、展開、キャラ、ギャグ、全てが独特です。
 絵文字とかがたくさん出てきて視覚的にも楽しい作品です。

 ドロシーはブリキロボを助けた結果、チンピラ星人に恨まれることになるのですが、その対処の仕方にびっくりしました。いや、まあ、たしかに現実的な対応ではあるんですけど(笑)

 そして後半に語られるキャラや世界観の説明にも驚かされました。
 そんな凝った設定だったのか……。
 この世界観でまた別の作品を読んでみたいな、と思わされる小説でした。

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