概要
僕がこ、殺したのは確かに死体……。死体なんです!
七城尾花(ななしろ おはな)が長期療養から復帰する。
その一報のもと、クラスに帰ってきた七城尾花は――なんと真っ白になっていた!!
その姿は天使か、妖精か、はたまた神の使いか。そのまま文字の通り、髪も、肌も、眉毛も睫毛も何もかも真っ白な姿に豹変して帰ってきたクラスメイト。しかも、その神秘的な見た目が嘘のように、底抜けの快活さまで得て、「パワーアップ」した状態で帰ってきたのだ。
過去に彼女と隣の席で、ほぼ唯一の会話相手であった千鶴彰人は、戸惑いながらも、帰ってきた七城尾花と再び親しくなるが――この日を境に、街では様々な怪異が起こり始める。
消える市民、クラスメート。五年前の大災害。彷徨う死体。「蟲」。人柱。贄。洋館に住まう亡霊。市を支配する旧家。封印の大神木。そして、千年の
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