壮大でありながら、どこか温かさを感じさせる“創世”の物語

個性豊かな精霊たちと、彼らを愛する神々が織りなす世界は、ページをめくるたびに新しい色彩で輝き、読む者を優しく包み込んでくれます。


人間としての生を終え、『導きの神』として生まれ変わった主人公・ココ。


彼女が精霊たちの転生先を導いていく過程は、単なる案内役ではなく、自らも悩み、学び、成長していく“魂の旅”として描かれており、心に深い余韻を残します。


創世者が紡ぎ続ける数々の世界と、そこに生まれ落ちる精霊たちの物語。


心に静かな感動を届けてくれる一冊です。

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