祈りを胸に、少女は騎士団の頂へ立つ
- ★★★ Excellent!!!
神に仕える修道女として、
静かに祈りを捧げるだけのはずだった少女――セラフィナ。
だが、王国は彼女を騎士団の頂へと押し上げた。
王立騎士団総轄長。
それは、秩序と治安を担う騎士たちの頂点。
男たちの組織に、十九の少女が突然放り込まれる。
神への信愛を胸に、
祈りとともに、剣なき少女は騎士を率いることを決意する。
無知でも無力でもない。
迷いながらも自分の言葉で指揮を執り、現場に立ち続ける彼女の背に、
人々は次第に信を置き始めていく。