概要
クレーンを動かすには、あぶらが足りない。
あらゆる機械が朽ちていく場所、鉄骨ヶ原。
そこには「カナじい」と呼ばれる老人がひとり棲みついていた。
近況ノート https://kakuyomu.jp/users/90505/news/11054822664397255177
そこには「カナじい」と呼ばれる老人がひとり棲みついていた。
近況ノート https://kakuyomu.jp/users/90505/news/11054822664397255177
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ここは、鉄骨ヶ原 いのちの息吹など微塵もない
しんみりとした物悲しい童話のような語り口でありながら、どこか違和感が見え隠れするような独特の雰囲気に、最後まで読まされました。
これがまた巧妙で、違和感の歯車が最後にガチっとはまるような感じがして実にお見事です。
そう、荒涼としたスクラップの掃き溜めに、いのちなんざあるわけがないんですよねぇ。
話の構成ももちろんなのですが、湧き上がる鉄錆だらけの情景もまたお見事です。
広大な鉄屑の山に、スッと聳える二機のクレーン。
それを見上げる老人がぽつぽつと語る昔話。
どこかノスタルジーも感じられて、なんとも風情があります。
だからこそ、最後に全て持っていく構成の妙が光るというものです。
物悲しい世…続きを読む