概要
おには名前をもらった。
おには「ろう」の中にいる。いつもと同じ。でも今日はちがった。おにの目の前にはおにより強くて、きれいな、赤い鬼がいた。
おには、なまえをもらった。おには、妹になった。
退屈を嫌う鬼と、ちいさな少女の形をしたおにのお話。
※本作品は小説家になろうにも投稿しています。
おには、なまえをもらった。おには、妹になった。
退屈を嫌う鬼と、ちいさな少女の形をしたおにのお話。
※本作品は小説家になろうにも投稿しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★ Good!面白い!!!
第一話を読みました。面白かったのでレビューを書かせてもらいます。
短い話なのに、読み終わったあとに重たい余韻が残る作品でした。冒頭から「鬼」と呼ばれる存在が暗い牢に閉じ込められていて、そこには光もほとんど届かない。泥や土にまみれ、ねずみや虫しかいない環境が淡々と描かれることで、鬼がどれほど孤独な場所に置かれているのかが伝わってきます。
特に印象に残ったのは、鬼本人が自分の置かれた状況をほとんど悲観していないところです。兄から「お前のせいで母さんは死んだ」と責められても、鬼は「わからない」と答え、兄が鉄格子を蹴って怒っていることすら「顔が赤くなっておもしろい」と感じている。この感情の薄さが…続きを読む