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「故地奇譚」27-3.誤解

ベゴフォは首鉄師=メゼルディセルの製鉄職人集団のリーダーです。
「12-4.鉄処」にあるとおり、シャツェランが領主となる前、メゼルディセルが内戦状態にあった時には武装の上、どの勢力にも与さず、鉄処の独立を守った武闘派の人でもあります。
元々鉄師というだけで尊敬の対象ですが、そんなふうですので、軍の将軍はおろか王族であってもおいそれと指図できません。
そんな人に江間が馴れ馴れしく振る舞っている経緯は「12-5.鉄師」などにあるとおりです。

稚児は赤子のこと。
ずっと鉄処で生きてきたベゴフォの使う言葉として古めかしく&微妙に方言っぽいニュアンスということで、「ややこ」という音をあてはめてます。

現在のメゼルディセルの鉄処での製鉄法は、中世ヨーロッパで実際に行われていた製法を参考にしています。
鉄、科学的にも面白い上に、ロマンがあって好き。いつかルッペ炉とか作って自分で製鉄してみたい。
講談社の「人はどのように鉄を作ってきたか 4000年の歴史と製鉄の原理」(永田和宏著)超楽しいよ! 趣味が合わなかった場合の責任はもちろん取らない!(断言←最悪←今更と言う説もある)

次回は江間&郁と、彼らに反発する軍人たちです。

ではこの辺で。雪ですねえ。雪だるま作りました。猫のはずがどう見ても豚さん――謎。と呟きつつおやすみなさい。
寒暖差もきついですし、画面のそちらのあなたもご自愛くださいねー。

2件のコメント

  • 鉄処の回は鉄も刀も分かりませんが、なんか好きです。職人良いですよね!
    郁と江間の行く末はもちろんですが、シャチェランのクセのある配下たちがどんな国を作って行くのかが大変楽しみです。
  • tkycb5120さま
    ありがとうございますーっ、職人! 良いですよね! こだわり/推しのある人の話は聞いてても書いていても楽しいです。
    郁たち、そして国づくりへのお言葉も本当に嬉しく拝見しています。引き続き楽しんでいただけるといいな!
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