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「そして」8-20.「責」&21.「話」と作品の設定について

本章終了です。
アレックスは19です――色々見逃してやってください、と顔を覆ってみる。

…とかやってないで、と。
昔公開していた時もお話ししましたが、前話と今話の2話および設定に関して少し真面目な補足を。
ファンタジーなんだからいらないと仰られる方は以下読まないも自由、ここで作品を切っていただくも自由ということで。



恋愛において、心と体は切っても切り離せないものであることが多いと思っています。大事な人に触れたくなる/触れられたくなるというのは自然なことかなと。(ちなみに、これ、必要十分条件でもないですし、そうじゃないのが不自然ともまったく言ってませんのでご留意を。人は色々です)
というわけで、登場人物の心情や関係を表すのに必要だと思えば、体の関係についても描写します。
同時に、心はともかく体のつながりは、特に女性側にリスクが高いというのも事実だと思っています。
恋愛小説書きにあるまじき身も蓋もなさで言えば、そのリスクは愛だの恋だのなんかでは欠片も片付かない、ごく現実的かつシビアな問題です。

この作品の舞台は架空世界ではありますが、今話の通り、行為に際してそのリスクを避けるための現代に似た技術があるという設定にしています。
アレックスの性格上、そうじゃなきゃフィルに触れないだろうな、というのが理由の一つ。
もう一つは、行為の美しい面だけを強調して、成熟していない子たちに無責任な関係を推奨しているように受け取られるのは避けたいというものです。行為自体が愛情の証と勘違いされることも、逆に駆け引きの道具にしていいと思われるのもまずいよなあ、と。
ぶっちゃけ「ファンタジーなのに興ざめだよ、いいじゃん、フィクションなんだし」と思わないでもないのです。判断力のある大人の女性であれば大丈夫だろうとも思ってます。
が、以前高校生や大学生の方から感想をいただいていました。もし今もいらっしゃったらと考えるとってことでご理解いただければ幸いです。

次回はフィルと、今章や所々で出てきている山守のロギア爺、そして魔物!の話になります。
が、数日?ほどお時間くださいー。

ではこれで。風、冷たいですねえ。梅の開花も足踏み状態のようで。
咲き始めの梅の枝の間をメジロが飛び回ってるの、絵になるし可愛いしですごく好きです。
シジュウカラとよく混群を作ってるんだけど、シジュウカラのほうはメジロほど細い梅の枝の間を飛べないのも面白い。
寒風吹き荒ぶ中、じっと梅の前に立ってにやにやしている私はたぶん不審者、とふと気づいて遠い目になりつつ、さようなら&良い一日を!

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