今話でフェルドリックが言及しているのは、ハイドランドの第二王女、別話「冴えない王女の格差婚事情」のソフィーナ――第七章でフィルとやり合った数か月後、オーセリン海洋国に行った際に出会いました。
これまで自分を取り巻くすべてに対して嫌気を覚えていた彼に、彼女がきっかけを与え、結果アレックスやフィルを含めて自分の幸せを願ってくれる人たちに目が向くようになった、という次第。
ただ、彼はソフィーナのように全面的に前向きというふうにはなりません。元々の性格もですが、背負わされているプレッシャーが圧倒的に違います。
そういう意味では、多分ソフィーナ兄のセルシウスが一番彼を理解できるだろうな。
一方のフィル。引き続きフェルドリックが超!苦手!!です。
でも、8-16「終幕」などのように、彼が弱い者、善良な者に対してとる態度を知っていまして、それゆえ「王は彼がいい」。
苦手ではあるけど嫌いなわけではない、警戒はするけど信頼もしている、そんな関係です。
残り二話で本章終了です。
色々も幸せに拝見しています。
うん、楽しんでもらえるのが一番嬉しいのです(しみじみ)。という訳で、教えてくださって本当にありがとう、大好きです!
ではまた。お互いの今日がちょっと温かい日になること、そして春兆しの見つかる日であるよう祈ってます――あちこちで木の芽・花の芽が綻んでるって知ってた?←嬉しい