この近況ノートの存在に、今日初めて気が付きました。
ネタ晴らし的に、活用したいと思います。第一話から書きたかったよー。
さて、第10話からーりくごう(六合)幻想譚ーというサブタイトルをつけてみたのですが、六合というのは、この架空世界の国名です。
「東西南北、天地、これら六方向を合わせて言う。即ち、世界を顕している」
ゆえに、六合がすなわち国にして神なのであり、六合『国』、六合『道(教)』みたいな『』内を用いる表現は、本来はしないという世界観。
だから、物語内で国衆のことを六合衆、なんて呼び方をしています。
本来は、陰陽道の用語でしょうか。
あと第10話では、鹿埜《ろくの》という地名に、月雫《あさつゆ》神社という、いかにも匂わせな架空の名前を出しましたが、試みが失敗したのでネタ晴らしをすると、それぞれ信濃、諏訪大社をモデルにしています。
大社の伝説とユダヤ10氏族との関連性に着目して、ユダヤ教と縁のあるナツメヤシに因み、月雫神社の家紋として、実際にある棗(ナツメ)形袋紋を設定したのですが、ナツメヤシとナツメは、似て非なるものなんだそうです。がっかりぽん。
諏訪大社で検索すると、異譚好きには嬉しい話がごろごろ出てきますので、お暇があれば覗いてみるのも一興かと存じます。