長期目線ではさほど心配していないが、短期目線の日本経済には悲観的だ。
政府発表の、とくにGDPの成長率は不況の指標としてしているが、それより、半導体の株価をみるほうが早い。
半導体市況は景気に敏感であり、その指標が下がると、他の指標もつられて下がる傾向にある。株価が下がってくれば、概ね20%以上、不況に突入するといわれている。
現在の日経の半導体指標は下落トレンドで、生活実感としても感じると思うが、例えば、コンビニの商品が値下げされていたり、牛丼、ハンバーガー等の値段がひところより、下がってきていることからも、インフレは収まりつつある、というよりも、どうやらまた悪夢のデフレに回帰しているとする向きもあるのだ。
したがって、給与はあがらず、なのに、増税という負の連鎖がまた起こりそうなのである。
ゼロ金利を捨てた日銀によって、銀行の金利はあがり、なのに所得は増えず、これで未来が明るく感じるはずもない。
とりあえず最も困るのは、労働世帯だ。
とくに、1000万以上、10年以上のローンがある人、子育てがまだ終わっていない人、親の介護がある人、等はかなりきびしい。
とにかくカネがない。カネが回らない。
政府は助けてくれない。
もし親世代がいるなら、できるだけおカネをもらおう。恥ずかしがる必要はない。遠慮なく、もらえばいい。孫の小遣いも、もらおう。孫の笑顔には逆らえないはずだ。
無駄使いはやめよう、とくに酒、タバコ、そして自動車。
これらは税金だらけで、国家にカネをむしり取られるだけだ。
生活を見直そう。
まずそこからはじめるべき。