そもそも、初老期50~60代の世代はボリュームゾーンが大きい。
そして、バブル経験世代も含む。一方で俗にいう、就職氷河期世代に若干かぶる。しかしあの日、あの時を想い出す人々は懐かしさのあまり、おカネを落としたくなるはずだ。
ネットニュースのお題目に、かつての人々、が話題になればクリックしてみようかと指先が動くのではないか。
そこでコマーシャルに誘導。
のパターンが王道だろう。
かくいう私も、二代目コメットさん、とか、松田某とか、たのきん某とか、別に当時ファンであったわけでなくとも、子供の頃みたテレビの絵がなつかしくて、クリックしちまう。
「そういえば、あの人なにしてるのかな」の古い記憶は掘り起こされると、妙な納得感が出て、わずかな時間、「好奇心」を満足させる。
べつにどうってことないのだ。
だからどうした、レベルの事なのだ。
もしその初老期芸能人を今に至るまでずっとフォローしているのなら、ニュースにならなくとも、ブログ、インスタその他で知っているはず。
かつてのテレビでは、なつかしの、と銘打って、演歌歌手やら美空某、北島某などの番組が散見されていたものだが、その世代は大半が鬼籍に入ったため、狙うは次の初老期世代なのだ。
無駄使いもたまにはいいもんだ。
過去が蘇って、生活の充足感が得られるなら、心の健康を保つ意味で悪いことではない。
閉じこもるのは良くない。
初老期であっても、あと20年は残っている。