森人の貴族に代々仕える異種族(鉱人は仕えませんので普人と獣人)は、名前にS(エス。女性はセルウァserva)が付きます。獣人ならば護衛、普人ならば側近や護衛の候補として育てられ、選抜されて側に仕えます。ショウくんの推測通りですが、単なる従者ではない、特別な存在です。
女性貴族には女性を付けますが、男性には両性(男性従者はセルウスservus)。男性に付ける女性Sはお手付きも多く、複婚妻となることも。このような森人の習慣は知られていますので、リカやモモもそうと思われたのでした。森人との子は(生まれさえすれば)魔法素質を持つ確率が激増します。
S=ホスタ・アステリデ
ギボウシ(Hosta undulata擬宝珠)の花言葉:冷静、献身、静かな人
30代。森人の血が入っている。火魔戦士としてリナリアの副官を務める。長身でウエーブの髪(undulataが「波打つ」の意味)。男装の麗人風の長身美女。体術も熟す。
S=コルノ・アステリデ
サンシュユ(Cornus officinalis山茱萸)の花言葉:耐久、持続、強健
同。魔法は使えないが槍と盾の使い手。がっちりした体形で、角付き(cornu)の兜がトレードマーク。リナリアの物理的な防御を担当する。伯爵家親衛兵から転属となった。
「夕星姫」は『指輪物語』の黒髪のエルフの姫君。アルウェン(高貴な乙女)・ウンドーミエル(夕星)。上古のエルフの中でも最も美しかったと言われるルーシエンの再来と称された、文字通りの絶世の美女です。ルーシエンを通じて精霊メリアンにまで気高き血が繋がっています。
※次回更新は、5/9(土)を予定しています。