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神話その陸 アルキメデスのスクリュー

 「コリダリスの螺旋」は、地球では「アルキメデスのスクリュー」。内筒がネジになっている二重シリンダーを利用した揚/排水装置です。実際にはアルキメデスではなく無名のギリシャ人技術者の発明のようですが。佐渡金山などでも手動による坑道の排水装置に使われていました。

 回転軸が垂直の風車は、ペルシャ型とも呼ばれる中世の中東地域で一般的な形状(小川胖『流量計測の歴史5~中世の動力』)。揚/排水装置や粉挽に利用されました。効率は落ちますが、歯車で回転方向を変えずに済むために構造が簡単になります。現代でも風力発電用として存在する形式です。

コリダリス(Corydalis)
 ムラサキケマン(Corydalis incisa、紫華鬘)の花言葉:助言、助けになる、喜び
アルキメデス(Archimedes)
 古典ギリシャ語で「偉大な、首座の(arkhi)」「助言、更正(medeor)」「接尾辞(es)」。

ミリスティカ(Myristica)
 ナツメグ(Myristica fragrans、肉荳蔲)の花言葉:淑やか 出会いを期待
 偉烈のマグノリデ一門の名家の姫。領内に現れて揚水風車等を「啓示した」コリダリスの世話役に任じられたが、誠実で功を誇らないコリダリスに大輪の花が咲いていた。

※AI画像はコリダリスの螺旋(地球ではアルキメデスのスクリュー)と直線翼形の縦軸風車を組み合わせた揚水装置。外筒を半分に割って内部の螺旋構造を見せている模式図です。風魔具「送風」付きです。

6件のコメント

  • なるほど!
    風力と螺旋を使って揚水しているのですね!賢いなあ。

    それに、画像の景色も、すごくリアルでいい感じですね。
  • 翠川 あすか様
     アルキメデスのスクリューと縦軸風車は各々、存在しましたが組み合わせはオリジナルです! 地球で組み合わせられなかったのは、力が弱くて安定しないからですね……魔具「送風」あってこそです。

     AI様、紫瞳鸛の指示に慣れていただいてきたかもしれません! 自分のことを「AI様(笑)」などと書いてきやがります!
  • アルキメデスのスクリューと縦軸風車を組み合わせた揚水装置、興味深いですね。
    幅広い知識はもちろん、それらを独自の発想で作品世界に落とし込む創造力にも毎回驚かされます。
    今回も興味深いお話をありがとうございます!
  • 深見 凪さま
     魔具がないと現実には回らないでしょうが、この組み合わせはシンプルでひと目で仕組みを分かって貰えると判断しました。地球でも有りそうで無かったところを狙って、分かり易い異世界感を狙っておりますので、とても嬉しいご感想です。有難うございます!
  • 揚水装置はもちろんなのですが、その装置を使って川から用水路?に水を揚げて流している様子が特に興味深かったです。
    こうして、人の暮らす場所に水を通しているのですね。
    魔具を整備する人が重宝されるのがよく分かります。
  • 桐原コウ様
     この世界は砂魔術もあるので灌漑や開墾も現代日本を上回る面がありますが、魔力切れが早いので森人地域でも大規模には難しいです。
     風水車と螺旋は、第一段階の杖使いが魔具番として働いてもらうためにも重要なインフラであり続けているという側面もあります!
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