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導線を作る

――と、そんな陸遜を想いながら書き上げた

【花天月地】短編【世界が銀色に輝いたら】を上げておきます。

戦記物を書いている人は分かると思いますが、こういう決戦というのは変な間を開けると上手いこと書けなくなったりすることあるので、一気に書き上げた方が良いのです✨


要するに何が言いたいかというと、
【盧江戦】というのは、

孫家(孫策)の守りたいものと
陸家(陸遜)の守りたいものが

どっちも守りたいんだという強い想いを抱いているために、

譲れなくなり開戦するしか無かった戦いのような気がするのです。

孫策も袁術に命じられたら拒めない立場で。
陸康も孫策から攻撃を受けたら戦うしかなかった立場で。


袁術が悪い果汁100%の戦いなのですよね。


こういう「どっちにも譲れないものがある」っていう戦いがスポーツ愛好家の心を非常にくすぐるので大好きなのであります!

どっちが正しいとかじゃなくなったら、あとはもう戦いの行方でしか運命が決まらないという、もどかしさ!

ラストの締め方なんかも私の好きな感じを凝縮しておきましたのでよろしければどうぞ。


(わたしはきっと、これを守るためにある)


のセリフは、

このセリフだけが1ページにぽつんと見えるような状態にして最大強調したかったのでたっぷり間を取っています。

もしかしたら漫画的手法なのかもしれません。




そのコマにセリフしかないコマとかとても好きです。

もちろんここぞ! という時に使うことでより効果が出ますから多用は禁物ですが。

私は今回この場所で ここぞ!!! という機を捉えました。



私は本当にこういう「父と子」みたいな関係性に弱い……。



大人や親が子を守ってあげなければと思うのはある意味自然のベクトルでありますが、

小さい子供が「父上を守ってあげたい」とか言っちゃダメです。
到底守れないような小さな手で父上の手を握って「僕が父上を守ってあげるね」とか言っちゃダメです。わたくしの号泣案件になるので絶対にダメなのですが、盧江戦には思い入れがあるので書いたったりました。

私は陸康パパってこういうイメージなのです
陸遜もこういうイメージなのです




ということで【花天月地 短編】として花天月地系の短編は独立してコレクションに詰めておきました。三国志の短編は時折そして何回も書きたくなるのですよ。

何がいいって短編を書いておくと一層【花天月地】本編の思い入れも強くなるからなのです。

【盧江戦】で陸家もですが、
孫策と周瑜の絆も十分に描くつもりなので、【花天月地】では赤壁後以降の世界観なのでこの二人いませんが、【赤壁の戦い】はこの二人の最後の戦いになっていますのでぜひ江東時代や盧江戦を読んだ後に【赤壁の戦い】などを読んでいただいたら更に味わい深いものになったらいいなあなんて思っています。

要するに、私にとって【花天月地 短編】は本編への導線を一つずつ作っているようなイメージであります🥰

どっちも引き立ったらこれ幸い🌠



キャッチフレーズはこれしかないと思うのにしておきました。


前も言ったけど、陸遜って根っからの「守護者」属性なのです。
そして私は「守護者」属性の人が大好きなのでした。

付け足すとキャッチフレーズのセリフは、

その前後で雰囲気が全く変わります。

(わたしはきっと、これを守る為にある)

はどちらかというと前の幸せな描写に属しており【前寄りのセリフ】です。
一方その後の文は雰囲気が全く違うので、

要するに




(わたしはきっと、これを守る為にある)




というセリフだけを見せた時に、↑のセリフだけを言うなれば晴れ一色の空に掛けたかった感じです。

しかし行間を詰めて後の文が見えてしまうと雨雲が迫っているような印象になるので、このセリフを見せた時は【後ろの文が見えない所まで行間を空けた】意図があります。

こうすることでこのセリフのあと、ドラマで言うと晴れた空が夜空になるような視覚的インパクトが私としては受けるので好きなのです

やはり人間一部の人は「幸せなセリフ=明るさや晴れ」のイメージ、「深刻なセリフ=暗い空間」という感情が色というか明度で結び付いている人がいる気がしますね

よくホラー番組で【今のお気づきだろうか】みたいな文字が真っ黒な画面に出る効果も「黒色」の持つ人間の不安感を増幅できる能力を期待してのことだと思います。
漫画などでも真っ黒のコマに字だけ出したりすることあるでしょう
あれです(勿論私などは夜空の星も大好きなので、黒にも安心感は感じさせる力はあるのですが)


小説は色を見せられないと思いきや、

人間の感情が色によって繊細な影響を受けることをちゃんと把握していると、

人間の感情に影響を及ぼす色を使って(不安=黒 強い決意=黒 怒り=黒、赤 無垢=白 優しさ=ピンクやパステルカラー(←花などに代用し、色を表現出来る))

文章を行間開けて独立させることで、

文章から 色を強調し、 文と色を浮かび上がらせ印象付けられることがあります。

今回は非常に分かりやすい、白=幸せ 黒=不安の境界線にセリフを置き、その効果を出しています。

注目すべきは

(わたしはきっと、これを守る為にある)

という言葉自体はどっち寄りなのかということを作者がちゃんと把握すること。

中間なら同じほどの行間でいいし、

偏りがあるならばそっちに寄せる。

今回は幸せ寄りの白色にこのセリフ自体は属して欲しいので前寄りなのです。

でもこのセリフを読んだ時に、後ろの文は視界に入って来てほしくない。

何故なら後ろの文は【黒】だから。

その色を混ぜたくないためこんなに行間が空いている、というわけです😊

私は前から言っておるように色というものがとても大好きです。

なのでこういうのとても意識しております

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