アイヌって、どんな精神世界を持っていたんだろう、と思いました。
イオマンテとかミアンゲとかコロポックルとか、断片的な知識だけありました。
なかなか体系的に知るチャンスも無かったです。本は読んでも難しすぎたり簡単で部分的過ぎたり。
というわけで、Claudeに再話で語ってもらう事にしました。
アイヌの話は、まとめて語るのが難しいそうです。
なぜなら、地域によってバラバラすぎて。
それはそうでしょう。だって50人ぐらいの集落でまばらに暮らしていたんだから。
寿命もそれなりで、古老ったって50歳ぐらいなわけだし。
人生の中で、そんなに何度も語る機会もなく、聞く機会もなかったでしょう。
表現がバラバラになるのはあたりまえです。
だって「うろおぼえ」なんだから。
そして、比較して差分を追求するチャンスなんて、無いんだから。
誤差が累積するのは当然です。
でも、そんなバラバラなアイヌ神話にも、「これはコア」っていう核があるんじゃないか、それ、AIなら分かるんじゃない? って思いました。
そしたら、「アイヌ神謡集」っていう本があるので、もう青空文庫だから、それをベースにするのがちょうどいいですよ、ってClaudeが教えてくれました。
というわけで、今、全13編の歌のなかから5編を抜粋して、まとめてもらっている最中です。
フレーズが、かわいい。
そして、それを繰り返し言う。聞く方も一緒に言う。
例えば、空からフクロウが降りてくるとき、こんな歌を歌いながら来ます
シロカニペ ランラン ピシカン
Shirokanipe ranran pishkan, konkanipe ranran pishkan.
——銀の滴降る降るまわりに、金の滴降る降るまわりに。
音がいい。そして、意味が綺麗。
何度も繰り返すわけです。
神ごとに、こうしたフレーズがあるそうです。
アイヌには文字が無いので、神話は口承です。
口承で伝える工夫として、キャッチコピーを確定させる、というのは有効そうです。
それをやっている。
神ごとに、歌があるんですね。
その歌が、なんとも美しい。
海の神は、こうです。
「アトイカ トマトマキ クントテアシ フム フム!」
声に出してみてください。
意味は失われているそうですが、海の神の力強さが伝わってきます。
やっと、アイヌ神話をちょっと掴めるきっかけを得た気がしています。