https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/822139840493398672そんなわけで、第四十三話です。
マグス大佐は、この物語の中でも最古参のキャラです。
なので、彼女が出てくると、勝手に行動して勝手に喋ってくれるので、作者は何もする必要がなくて、とても楽ができますw
さて、今回は事務職員のお話でもあります。
事務職員は基本的に軍人ではなく、いわゆる「軍属」と呼ばれる一般人です。
なので階級もないし、相手がマグス大佐でも敬礼をする必要がなく、タメ口でも怒られません。
ただし、課長や部長といった管理職になると、強制的に軍の所属になります(戦場に出ることはありませんが)。
女性職員の割合も多く、女性が選択できる職種が限られているこの時代では、一種憧れの職業となっています。
そのため競争率は高く、教育水準の高い優秀な人材が集まっています。
軍服に似た制服も支給されていて、女性はズボンか膝下丈のタイトスカートを身に着けます。
この世界(特に王国や帝国のような大陸北部)の女性は、長いスカートを穿くのが常識なので、くるぶしが見えるタイトスカートは非常に鮮烈で、垢ぬけて見えます。
若い女性は真似をしたいのですが、世間の常識がそれを許しませんので、それが許される軍属は、なおさら人気があるのです。
司令部には膨大な数の職員(軍属)が働いていますが、中でも総務部が最も大きな組織です。
これに次ぐのが経理部と人事部で、そのほかにも装備部、補給部、衛生部、福祉部など、さまざまな部署が存在します。
それぞれの部署は、自分たちの権益を守り、勢力を伸ばそうとしますから、基本的に協力関係を築きながらもライバルでもあります。
総務が強いのは、圧倒的に多くの情報を握っていることにあります。
軍部のお偉いさんが何かを命令しようとする時、人が動き(人事部)、経費が発生し(経理部)、武器や防具(装備部)、馬や食糧(補給部)が支給されます。
本来は、それぞれの部署に向けた命令書が必要なのですが、お偉いさんはそんな面倒なことをしません。
窓口となる総務に一枚の命令書を出すだけで、あとは総務が各部署に指示書を発行することになります。
ですから、総務には自然に情報が集まってくるのですね。
そんなわけで、マグス大佐の動きも気になりますが、次回はエイナの報告から始まります。どうかお楽しみに。