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【魔導士物語】第二十五話「不死者の王」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/822139846417468889

そんなわけで、第二十五話「不死者の王」です。

相変わらず物語が進展しません。説明はいいですから、とっとと迷宮に潜ってくれないかしらw
前々回も少し触れましたが、迷宮の話です。

迷宮は独立した生態系で、魔物や宝物の再生産を繰り返して存在を維持しています。
何だか意志を持った生命体のようにも見えますが、まだそこまでは到達しておらず、本文でウエマクも否定しています。
ただ、将来的には迷宮が自我を持ち、生物の本能である「種の存続」を目指す可能性はあります。
ハチの巣が新しい女王を産んで、分蜂するようなものですね。
そこに到達するには、まだ数千年の月日を必要としますが、そうなった場合の結果は目に見えています。

すなわち、十分な経験を蓄積した迷宮は、自らの存在を維持するだけでは飽き足らなくなり、新たな迷宮を生み出そうとするでしょう。
迷宮を生み出した魔導士(呪術師)は、とっくの昔に死んで存在しないので、迷宮建設に必要な資材は自分で集めなくてはなりません。
迷宮そのものは、地下に穴を掘っていけばよいのですが、そこに配置する魔物や、彼らがドロップしたり、宝箱に入っている宝物は、死んだ冒険者の肉体や装備品です。

通常は、迷宮が維持できるだけの死体が確保できればよいので、迷宮はそこそこの難易度を維持しています(手加減しているということ)。
挑んだ冒険者の半数は無事に帰ることができ、二割程度は毒や呪いにかかります。要するに死亡率は三割ということになります。
新たな迷宮を生み出すには、まったく足りないので、迷宮は難易度を引き上げて死者を増やそうとします。
それまで全体の三割だった死者が、突然八割にまで跳ねあがったらどうでしょう?
バランスが崩れ、リスクだらけの割に合わない場所になってしまいます。
難易度を上げて挑戦する冒険者が減れば、魔物の補充もきかなくなり、迷宮の力そのものも衰えてしまいますから、本末転倒と言えるでしょう。

迷宮の存在が国から許されているのは、迷宮都市が成立して経済的な繁栄をもたらすからです。
それがただの危険な罠に変貌すれば、当然のように集まる冒険者は減り、都市も衰退します。
旨味のなくなった迷宮は、ただの危険物に過ぎません。
国はあっさりと迷宮の入口を埋め立て、入ることを禁じてしまうでしょう。まさに自滅です。

さて、次こそは迷宮に挑むのかと思えば、最後にラオフウが変なことを口走っています。
いい加減、話を進めてほしいのですが、どうなることかw
そんなわけで、どうか次回をお楽しみに!

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