• 異世界ファンタジー
  • 詩・童話・その他

【魔導士物語】第二十三話「四神」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/822139845995290421

そんなわけで、第二十三話「四神」です。

今回登場する「四神」は中国の神話に根ざした信仰で、東洋系ファンタジーでは当り前に登場しますね。
東大陸は、全体でみると中国的な世界です(漢から唐時代あたり)。小夜の故郷である羅の国は日本色が強いのですが、大陸は漢民族的な主要民族に支配され、小夜たちは東沿岸地方の小規模な異民族という扱いです。
文化的に四神信仰を受け入れているのも、その勢力差によるものです。

王国の四古都は、どう見ても四神思想に影響されています。
各都を守護する神獣は、いずれもウエマクが幻獣界からスカウトしてきた連中ですが、ウエマクはどこで知ったのか、この思想を面白がって故意に近づけようとしたみたいです。
ウエマクは幻獣にしては珍しく、人間に強い興味を持っていて、時々このような変なこだわりを発揮します。
ただ、そうそう都合よく巨大亀や不死鳥がつかまらず、何とか色だけは揃えたという感じでしょうか。

私は特撮オタクでゴジラよりもガメラ派なので、回転ジェットで戦場を蹂躙する玄武ガメラも見たかったですね~w

四神については本文で簡潔に説明されていますので、そちらを参考にしてください。
ちなみに玄武の玄は黒を意味していて、「玄人(くろうと)」という言葉で「ああ!」と納得されるのではないでしょうか。
現在の私たちの日常で、もっとも浸透しているのは色と季節の組み合わせです。
「青春」「朱夏」「白秋」「玄冬」がそれで、「青春」がその代表格ですが、四神伝承との関係は、ほとんど意識されずに使われていると思います。
白秋は、詩人の「北原白秋」の由来ともなっています。

白虎ラオフウは巨大な虎で、龍族ほど高度な知能を持っていないので、ウエマクが提案して彼の尾の先に自分の体組織を移植しました。
ただ、神獣に就任して四百年、十数人の白虎帝(王国でもとびきり優秀な人材)の魂魄を取り込んで、劇的に知能を向上させています。
なので、もうウエマクの助けを借りずとも念話が使えるはずなのですが、性格的には猛獣のままで面倒くさいので、そのままにしているようです。

尻尾の分家ウエマクは、本家ウエマクと精神的につながっているので、ラオフウ側の状況はすべて筒抜けになっていますが、ラオフウはまったく気にしていません。
むしろ、何か分からないことがあると、分家ウエマクが分かりやすく教えてくれるので重宝しているみたいです。

次回は白城市に舞台を移します。どうかお楽しみに!

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する