https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16818792440608514682【魔導士物語】第十八話「出張所再訪」を掲載しました
そんなわけで、第十八話です。
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軍の出張所を追い出されたエイナとアデリナは、ヤン中尉が薦めてくれた錆猫亭に向かって歩き出した。
「ヤン中尉をからかったのは、ちょっと悪趣味でしたよ。
地元の軍とは良好な関係を築くべきです」
エイナはさっそく文句を口にした。中尉の前では言えずに我慢していたのだ。
「あら、エイナちゃんったら、お堅いわぁ」
「その、エイナちゃんって呼び方も、人前では止めてください。
今ごろ中尉は、私とお母さんの関係を疑っているに違いありません」
「お母さんじゃなくて、アデリナさんよ。あなたこそ気をつけなさい。
あの中尉さん、思った以上に詳しい指示を受けているみたいね。
目の前で餌を揺らしたのに、喰いついてこなかったわ」
「え? じゃあ、わざとだったんですか?」
「当り前じゃない、馬鹿ね。
ねえねえ、中尉よりもあの軍曹さん、見た?」
「ヘルマン軍曹ですか?
まぁ、驚いていましたね。多分、軍曹は地元の出身で、若い時にアデリナさんの噂を聞いていたんだと思います。
全然歳を取っていないんだから、当然の反応じゃないですか?」
「そこじゃないわ! 軍人たるもの、常に相手の観察を怠っちゃ駄目なのよ」
「私、何か見逃していましたか?」
「その軍曹さん、ズボンの前を膨らませていたわ!
あの年齢の男性を興奮させるなんて、あたしも捨てたもんじゃないわね!」
「あの……実の娘の前で、堂々とそういう話するの、恥ずかしくないのですか?」
「あら、エイナちゃんはこういう話、興味ないの?」
「全くないとは言いませんが、時と場合を考えてください! まだ真昼間ですよ?」
「なら、夜ならいいの?」
「まぁ……多少は」
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以上、十八話はただでさえお下品な表現があったので、カットした最後の部分です。
もったいないから載せておくww
そんなわけで、次回をどうかお楽しみに!